「………ってことは、この学校の七不思議が全てわかれば、どこからどうやってどんなヤツが出てくるのかわかるってことか?」
「うん、恐らくはそうだと思う」
「なんだよそれ!そんなんネタばらししたお化け屋敷みたいなもんじゃねーか!
よっしゃ、じゃあ早くここあを探そうぜ!」
「そうね」
調べるのもありだけど、聞いた方が早い。
確か、ここあ達はさっき上に上がっていったよね。
………幽霊も、上に行ったんだっけ?
「幽霊がいるかもしれないから、ゆっくりと静かに行きましょう」
「あぁ」
廊下に誰もいないことを確認すると、私達はパソコン室からそっと抜け出した。
ひんやりとした冷たい空気が身体にまとわりつく。
『うえ』と口パクと手でジェスチャーすると、広樹がこくりと頷く。
何にも出てきませんように。
その願いが届いたのか、私たちが4階にたどり着くまではなんの物音1つもしなかった。
4階の廊下を見渡すと、長い髪の毛の女の子が一人立っているのが見える。
暗闇なうえ、遠くにいるのではっきりとは見えないが、髪の毛が長いのはここあだけだ。
「ここあ!」
名前を呼びながら歩いて近付く。
すると、ここあはスッと教室を指差した。



