わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜





「………ってことは、この学校の七不思議が全てわかれば、どこからどうやってどんなヤツが出てくるのかわかるってことか?」

「うん、恐らくはそうだと思う」

「なんだよそれ!そんなんネタばらししたお化け屋敷みたいなもんじゃねーか!
よっしゃ、じゃあ早くここあを探そうぜ!」

「そうね」


調べるのもありだけど、聞いた方が早い。


確か、ここあ達はさっき上に上がっていったよね。


………幽霊も、上に行ったんだっけ?


「幽霊がいるかもしれないから、ゆっくりと静かに行きましょう」

「あぁ」


廊下に誰もいないことを確認すると、私達はパソコン室からそっと抜け出した。


ひんやりとした冷たい空気が身体にまとわりつく。


『うえ』と口パクと手でジェスチャーすると、広樹がこくりと頷く。


何にも出てきませんように。


その願いが届いたのか、私たちが4階にたどり着くまではなんの物音1つもしなかった。


4階の廊下を見渡すと、長い髪の毛の女の子が一人立っているのが見える。


暗闇なうえ、遠くにいるのではっきりとは見えないが、髪の毛が長いのはここあだけだ。


「ここあ!」


名前を呼びながら歩いて近付く。


すると、ここあはスッと教室を指差した。