『私が怖がりなのだってきっと知らない。
普通親って誰よりも子供のことをわかってくれる存在じゃないの?
あんな人達より、明美たちの方が私のことをよく知ってる…。
お母さんが帰ってくるから大丈夫だなんて考えた私がバカだった』
最初から明美たちについていけば良かった、と心の声は続ける。
真理はいつも他人の心配…というか私の家の事情を知って心配してくれていたけど、真理の家だって大変だったんじゃない。
真理の愚痴を聞いている間に、いつの間にか学校まで来ていた。
真理は恐怖からか、入ることを躊躇う素振りを見せた。
「………っ」
丁度ビュウっと風が吹き、木々が揺れ、真理が唾を飲み込んだのがわかった。



