「なぁに、これぇ?
皆揃って辛気臭いねぇっ」
そう言い放ったここあをびっくりして見つめているのが芽衣に、広樹に、智哉に真理。
そして―――私。
「ここあ、あんた保健室行ったんじゃなかったの?」
そう言ったのは紛れもなく私。
声も仕草も…全部私。
まるで鏡を見ているような光景に、吐き気がした。
くらくらと目眩がする。
貧血みたいな症状に自分でもわかるくらい顔をしかめた私は、その場にしゃがみこんでしまった。
目の前が真っ暗になって、何も見えない。
周りの音もどんどん遠くなって、何も聞こえなくなっていく。
何なのよこれ……!
何も感じなくなっていく中、ここあの…あの低い声が聞こえた。
『―――明美ちゃん…あたしと遊んでくれてありがとね。
お金がなくて何もできなかったあたしと遊んで…あたし、本当に幸せだったよ。
だから、明美ちゃんには生きててほしいんだ。
あたしに何ができるのかわかんないけど、きっと救ってみせるよ。
あたしが救われた分、ううん、それ以上に!』



