朝、時計の針は9時を指していた。 …また遅刻だ。 めんどくさいな。 ベッドから起き上がり、携帯が机の上で光っているのに気が付いた。 通知は、母親からの沢山のメールと電話。 寝るときは通知を切る私は全く気付かずにいたみたい。 何件ものメールを開く気にもなれずそのまま無視して制服に袖を通した。