渋っていると教室が騒めきだした。 流石にこのままにしておけない。 理沙も、仕方ないよ、とか言い出してるし…? 仕方なく私は黒板前に立った。 「ええっとー? じゃあ、まず一日目の…なにこれ?」 担任の字が恐ろしく読めないぞ…。 「…もやしみたいな字」 私の一言でクラスのみんなが笑った。 「森田ー、言うじゃん」 ノリのいい男子たちが次々にツッコミを入れてくる。