「うん、もしかしたらこのままかも…です」 「そうか。 たまには入院先に顔出してやれよ」 担任はお茶をすすりながら少しきつめにいった。 「…はい」 少しの間をおいて担任がまた口を開いた。 「前みたいな事、すんなよ。 自分だけは粗末にするなよ。絶対」 担任の真剣な声のトーン。 私をじっと見つめる瞳。 何も言えなかった。 ふと、鈴木先生と顔があった 先生は、何かに勘付いた。そんな顔をしていた。