君と私の小さな物語


「ヒッグ、グズッ、」音がした方を涙でぐちゃぐちゃの顔で見ると

そこにいたのは、
金髪の、身長が高い、不良だった。

いつもの私なら、怖いと思うはず、でも、なぜか、安心したんだ。
そして、
顔が緩み
「はや、と、くん」
その瞬間、ポロっと涙がこぼれ落ちた、
隼人くんが、誰かもわからない。
なのに、自然と、隼人くんって
口からこぼれたんだ。