あの日失くした星空に、君を映して。



*

少しずつ、深影のことを知っていけたら


そう思っていたのに、次の日から深影は露骨に私を避けるようになった。


ゴールデンウィークを挟んだせいかと思ったんだけど、学校が再開されても変わりがない。


自然と深影には工藤くんが、私には風香がそばにいるようになって、4人で一緒にいることがほとんどなくなった。


最初は風香が深影と私の間にいてくれたのだけれど、どうにも気まずい雰囲気が消えなくて


結局工藤くんの提案で一旦距離を置いて、今日でもう一週間。


毎日一緒に食べていたお弁当も、風香と2人で向き合って食べる。


深影と工藤くんは4時間目が終わるとすぐに出ていってしまうんだもん。


多分、購買の付近か外で食べているんだと思う。


「それにしても、いつまで意地張ってんのかね深影は」


心配そうにしていた風香も今ではちょっとイライラしてる。


私が原因というか…深影と私の間であったことに風香と工藤くんを巻き込むのは本当に申し訳ない。