あの日失くした星空に、君を映して。



「でもまあ…」


「うん?」


「あたしがこんなに好きなのに眼中にもないっていうのはちょっと幸久でも許せんなぁ…」


「えっと…風香?」


「絶対振り向かせるけん、見とってな、鏡華」


いつからこんな強気になったんだろう。


なんか…こう、吹っ切れたみたいな。


あ、もちろんいい方にね。


「美里が深影のこと諦めんって言いよんのみたら、あたしもウジウジしとれんなって思ってさ」


「えー…美里さんは強敵だな…」


美里さんは超行動派って感じだから、2人がいい影響を与えあっていたら私が怖気づいてしまう。