あの日失くした星空に、君を映して。



そのままもたれかかったせいで、勢いのままに深影の上に倒れ込んでしまう。


くるりと体を反転させると目の前にあるのはもちろん


深影の顔だ。


「…っん」


触れるだけのキス。


してきたのは深影なのに、上に乗っている私がそうしてるみたいだ。


かすかに赤みを帯びた深影の頬。


ああ、きっと私の顔も真っ赤なんだろうな。


こんなにも近くに深影がいて。


募ってくるのは愛しさ。


吸い寄せられるように、薄い唇に自分の唇を重ねた。