あの日失くした星空に、君を映して。



洗浄液で汚れを落としてから水洗いをする。


その間の右目は空洞…とは言い難く潰れている感じ。


最初は装着時も取り外し時も瞬きに戸惑ったけれど、今は全然平気。


まあ…好んで見たいとは思わないけれど。


しっかりと洗い終わってから義眼を取り入れる。


あるべき場所に収まった、って感じ。


「ふぇ…くしゅ!」


早く髪乾かさないと風邪引いちゃう。


深影の机の上に置いてあったドライヤーを借りて髪を乾かしていると、温風のせいで余計に眠くなる。


物置がして、深影が部屋に来るのがわかったけれど、堪えきれずにベッドに潜り込んだ。