深影と交代して、部屋のベッドに腰掛ける。 髪から滴る雫をタオルで拭ってから、持ってきた鞄の中をあさった。 洗面所に行くと曇りガラス越しに深影が見えてしまうから、台所に行く。 もうすっかり慣れてしまった日課。 義眼の洗浄。 もう3ヶ月も経ったんだ。 長かったなぁ…… この目とは一生付き合っていくことになる。 ずっと同じ義眼ってわけじゃないけれど、意識しなければ体の一部みたいなものだ。