あの日失くした星空に、君を映して。



なんだ…よかった。


深影ってときどき冗談なのか本気なのかわからないからさ…


ビックリした。


「深影のバーカ」


苦し紛れに舌を出して見せたけれど、深影は笑い返すだけだった。


モワモワと煙が立ち込めるお風呂場。


自分の家のお風呂じゃないだけでこんなに緊張するもの?


並べられたシャンプーのボトルとか、深影が普段使ってるんだよね。


お風呂の熱気のせいじゃない熱が頬にジワジワと広がる。


…これじゃ私が変態みたいだ。