あの日失くした星空に、君を映して。



「みかっ…ふっ、くしゅん!」


うぅ…やっぱり寒い。


言わんこっちゃないって顔をする深影に返す言葉をなくして鼻をすすると背中を押された。


「あんまり聞き分けないと一緒に入るぞ、馬鹿」


「馬鹿って!」


ち、違う!そうじゃなくて!


「は、入らないよ!」


無理、絶対無理。


「冗談に決まっとんやろ」


コツ、と額を小突かれる。