でも… 「私が5歳の時にね、その万華鏡を壊しちゃった」 4歳の誕生日を少しすぎてからもらったものだったから、1年も経っていなかったのに。 本当に、何かの拍子に。 地面に叩きつけるように落ちた万華鏡は割れて、中のビーズや細片が散らばった。 幼かったけれど、ちゃんとわかってた。 大変なことをしてしまったって。 急いでおじいちゃんに謝りに行こうとした時。 家の電話が鳴り響いた。