「亮?」 「ん?」 時間が穏やかに過ぎていっていた。 楽しい時間はあっと言う間に過ぎていく。 それが幸せだと言うのなら…間違いなく、幸せだった。 「なんでもないー」 「なんやそれ」 恋人でなくても、心が通じていた。 何かで2人は結ばれていた。 それは、間違いなんかじゃ…ない。 亮の気持ちはわからなかった。 でもたった1つ言えること。 ウチは、亮と一緒に居れて幸せやったよ。 これが幸せなんかな、って…思ったよ。