夜乃葉side
あぁ、行っちゃった。
『で、盗み聞きなんて悪趣味なのね。』
怜斗「………」
笑太「気づいてたんだぁ。ハハハ」
今は、5人ってところかしら。
『あとの人は?』
美影「倉庫だな」
『そ。で、なにか用?』
蓮「あいつは、何を抱えているんだ?」
『あんたは何も分かってないのね。』
はぁ、ほんとにダメダメね。
『あんた達はあの子の事を過去に捕らわれてる女だから助けてやりたい。とか思ってるでしょ?』
『あの子は助けられたいなんて思ってないの。あの子はただ守られたいだけ。大切な人を守りたいだけ。』