「そんな嫌な顔しないでよ〜」


そう言われても私の嫌な顔は治らない。


「お前嫌われてるんのかよ、ウケるんだけどハハハッ」


そう笑いながらカラフルな男がもう一人、現れた。


なにもウケない。
私はあなたの事も嫌いだ。


心の中でそう突っ込む。


二階にいるということは、この人たちはきっと3年生。


3年生が1年生の私になんの用だ。

引き止められるようなこと、私したっけな。