───────── そして私は星名家から消された。 中学生だった私はまだ公の場には出ていなかった。 スターコーポレーションでは代々中学を卒業とともに、時期社長として公式に発表される。 だからまだ公式に発表されていない私は簡単に捨てられた。 いらない。の一言で、簡単に。 私の存在を知っている企業のお偉いさんたちには適当な言葉で誤魔化せばなんとかなるんだろう。 それだけ、私は軽い存在だった。 誰にも必要とされない軽い存在。