死刑囚だから、かなり凶悪な事をしたんだってわかってた。


なのに……。




「っ……」


「本当にあいつは……悪魔だね」



ショックを隠せない。




「また、連絡します……」



逃げるように、車から降りて、家に入った。





あの人がそんな凶悪な事をしたなんて、嘘だと思いたかった。