夕方まで梨絵奈と遊んだ。 家に帰ってからは、録画してたドラマを見て時間潰しをした。 「あ、そろそろだ……」 窓の外が暗くなって、時計を見ると8時10分前だった。 ―ピンポーン タイミング良くチャイムが鳴った。 恐らく桐谷さんが来たんだ、と思い私は携帯などを持って玄関へ。 玄関のドアを開けると、そこに立っていたのはやはり桐谷さん。 「じゃ、行こうか」 「はい」 車に乗って、一週間前に訪れたあの場所へ。