そうしてるうちに時間は流れて……。 ~♪♪ 室内に突如、携帯の着信音が響いた。 「もしもし」 『あ、彩菜。今から行こうか』 「了解」 電話を終えて、急いで家を出た。 外に出ると家の前にはお兄ちゃんの車が停まっていた。 私は早速助手席に乗り込んだ。 「待ちくたびれちゃったよ~」 「ごめんごめん。じゃあ行こうか」 他愛もない話をしながら車に数十分程揺られ、見えてきたのは大きな建物。 ここが……お兄ちゃんが勤務する刑務所。