音楽もかかってないので、車内は静まり返っている。 チラッと運転席でハンドル握る桐谷さんを盗み見た。 結構、カッコイイかも……。 でも私的には昨日のあの人の方が、綺麗だったかも……。 「彩菜ちゃん」 「は、はい!!??」 「はは。何慌ててるの?」 「い、いえ。すみません」 急に声をかけられて、少々てんぱった。 「いつでも、連絡してね」 「え、はい……」 「彩菜ちゃんが来てくれたら、あいつも喜ぶと思うから」 そう、なの? 鬱陶しがられていた気がするんですけど……。