「何で俺なんだよっ……」


「ピリピリするなって。彩菜ちゃんの事、泣かせるなよ?じゃあ後は2人でごゆっくり」



なんと桐谷さんは、私達を置いてさっさと出て行ってしまった。





「……っ」


室内に残されたのは私と、機嫌の悪い彼だけ。




一応、私達の間には透明なガラスの壁があるけど……。


2人きりになんかしないでよ……。