顔立ちは恐らく端整な方だと思う。
髪の毛はサラサラした綺麗な黒髪。
二重の目はわりと大きくて、鼻筋は通ってて、少々色白。
この人は……綺麗な人だ。
それにこの人はまだ死んだ目をしてない……。
「おい」
男の人が急に声を上げた。
とっても不機嫌そうな声を。
「眠いんだけど……一体どういうつもりだよ。いきなりこんなトコに連れて来やがって……」
かなり苛立ってるようで、不機嫌な声に私は肩を震わせた。
「おいおい、そんな不機嫌そうな顔するなよ。彩菜ちゃんが怖がってるじゃん」
「つーか、その女誰?そんな奴知らないんだけど……」
彼の目が私を捉えた。
咄嗟に目線を伏せた。


