「な、何で……」 ガラスの向こう側の男の人はダルそうに椅子に座っていた。 誰?この人……。 「ちょっと、桐谷さん……」 「この人と話をしなよ。特別だからね。彩菜ちゃん」 桐谷さんは軽く笑いながら、私の背中を押して椅子に座らせた。 今、すぐ目の前にいる人は死刑囚……。 「っ……」 ひと目見た瞬間、息を呑んだ。 一体この人は、どんな犯罪を犯したんだろう? だって……こんなにも綺麗な目をしてるのに……。