やがて、明来はあまりご飯を食べなくなってしまった。


見るからに痩せて、やつれていった。



そんな彼女の姿を見て、俺はようやくただ事ではないと気づいた。



『明来、お前、俺に何か隠してる事があるんじゃないか?』


『あなたに隠し事なんてないわ』


『頼むから、正直に言えよ!本当はどこか悪いんじゃないか?なぁ、一緒に病院に』


『だっ、大丈夫だからっ!』


『明来……』


『本当に何でもないから。あなたは、何も心配しないで』



きっと、問い詰めても明来は何も話してくれない。

そう確信した俺は、ある行動にでた。