「お前、何やってんの……?」


「あっ……お兄ちゃん」



いつの間に、戻ってきたんだろうか。


呆然とした様子で私達を見つめるお兄ちゃんの姿が。



急いで戻ってきたのか、呼吸が乱れてた。





「あれ、この子、あんたの妹さん?」


「そうだけど……まさか星夜(せいや)、ナンパしてんの?」


「別に」



あれ……2人、知り合い?





「楽しくお話してただけだよ。えっと……何ちゃんかな?」


「彩菜です」


「彩菜ちゃんか。俺は桐谷星夜(きりたにせいや)。よろしく。年齢はこの人の3つ年上」



って事は33歳か……。


なのに若くて、普通にカッコイイ。