しかし、この事件の終息は本当の恐怖の始まりに過ぎなかった。

プロローグのような恐怖の終わりが告げるのは、次なる恐怖への旋律。

自殺したその人は本当にこの殺人事件の犯人であったのか?

その人と呼ばれた人物の正体は?

凶器、動機、犯人ほぼ全ての謎を残したまま、一時の安息に浸る人々を嘲笑うかのように次なる恐怖はもうすぐそこにまで迫ってきている。