「本当、哀れねぇ……。」 少女は、高らかに笑う。 「所詮は、その程度の友情なのよ」 だから、あの子を捨てたんでしょう? 『──親友?誰があんたみたいなの親友にするのよ。』 ギュッと拳を作る。 「鬱陶しい……、消えれば良いのに。」 眉間にシワを寄せて静かに呟く。 少女の哀れな姿だ。 「…、まぁ良いわ。 貴方達が壊れてくれれば良いのよ。」 そう言って拳を緩めた。 ジワッと出てくる血を見てみぬふりをして。