シークレット*ラブ

【ええんちゃう?
歳なんか関係ないやん?俺若いこ苦手やしな(笑)】


と…
サラッと私のつまらない見栄を軽い気持ちにしてくれる。


【そ…そう?】


そうはいってもね…

【それからな?
コウには気をつけや!!
あいつは色々ややこしいやつみたいやから。
アドレス教えてしもて大変なおもいした子が違反者の書き込みのところにたくさん書いてるしまた読んでみ?】


やっぱり…

コウはそんなやつだったのかぁ…


でも彼はもしかして

何もしらない私に忠告する為にチャットに誘ってくれた?


【…ありがとう。
慶吾さんて…なんか不思議な人やね?
もしかして人の心配ばかりしてる人?(笑)】


【あはは。よう言われるかも?趣味みたいなもんやから。
うざがられたりもするけどな?】


不思議な感覚だった。

電話でもなく、メールでもなく、ましてや何も知らない彼の事をとても身近に感じてしまう妙な感覚に驚いていた。