シークレット*ラブ

大事そうにネックレスを触る舞に


「舞……?

ごめんな。
もう無理しやんでええで?」


「…ん?」


「もう決めたんやろ?
今日で終わりって。
お別れ言うために来たのに…
俺が先の話ばっかりするもんやから、困らせてしもたな?

ごめんな?」



「……慶吾?」


「こうなる事わかってたはずやのに……
やっぱりツライな?」


慶吾の辛そうな寂しそうな顔を見たくなくて、

そして
自分の涙で潤みそうな瞳を見られたくなくて


慶吾の胸に飛び込んでいた。