シークレット*ラブ

「…やっぱり俺が悪いんかな?」


「どっちが悪いとかじゃなくて…

ちょっとしたボタンの掛け違いやん。
長く夫婦続けてたらいくらでもあるんちがう?」



しょんぼりと肩を落とす慶吾の様子に一生懸命励ましてみたものの…



「……でも帰りたないわぁ~。

また不機嫌な態度やったらもっと大きな喧嘩なりそうやしなぁ…」


大きな溜め息をつきながらのけぞる慶吾。


「んじゃ…その話は忘れて、カラオケでも行って思い切り発散しよ?」