シークレット*ラブ

何も言わずにそっと抱きしめてくれた胸のぬくもり。


カラカラの私の心の中までも慶吾の優しさが浸透して潤っていく。


私は何も言えずにただ心地よい慶吾の胸の中で体を預けてしまっていた。


胸の中は苦しいのに体はフワフワとした雲に包まれているような居心地のよさ。

比べてはいけないのに

優斗にこんな風に
抱きしめてもらって心が癒やされたことなんて



考えても考えても
思い出せなかった…


イケないことをしているという事を自覚できる余裕もなかった私。