いつのまにか 密室の2人だけの空間は、緊張などはゆるやいで和やかな空気が流れていた。 今日が初対面という気が全くしない。 まるで 長く付き合いを重ねた恋人同士のような居心地のよささえ感じてた。 「煙草吸うてもええかな?」 そんな些細な事にも気遣ってくれる慶吾の優しさに、つい笑顔になってしまう私。 「うん、いいよ」