シークレット*ラブ

私はその次の日
子供たちを連れて実家に帰った。


深夜に帰宅した優斗に泣きわめいて、問いただす私に


「…誤解誤解。
そんなわけないやん。ただお見舞いに行っただけやで?」


と…

私が思うような関係ではないと認めようとはしなかった優斗。


話は平行線のまま。

うやむやな状態のままが耐えられなかったのだ。


結婚してそんな風に実家に帰るのは初めての事だった…。


両親はそんな私と子供たちを理由も何も聞かずにあたたかく迎えいれてくれた。


「夫婦って長くやってると…色々あるよ。ゆっくりしたらいい」


ただ一言だけ私にかけてくれた

そんなあったかい言葉に涙が溢れそうになるのを必死に止めた。