シークレット*ラブ

「あっ…あたし、奥さんと話したかったんでちょうどよかったわぁ。
あたし優斗とはかなり親しくお付き合いしてるんですよ~」


この女性はいったい何を言ってるの?

彼女の言葉に一瞬ワケがわからなくなってしまった私。


でも私は


「あはは…かなり親しくって、からかうのはやめてもらえます?
何を言い出すかと思ったら…」


そんな風にあしらうしかなかった。


電話口の声からして冗談ではないという事を感じていたとしても…


「…優斗の事信じてるんですね?

笑いとばせるくらいに夫婦の絆ってそんなに強いんですか?」


「なっ…」


彼女の話を信用しようとしない私に苛立つように、レイカという女は優斗との関係を話しだした。