1人で考え込み始めたクラスメートに少しだけ笑ってしまう。




あ、そうだ…



「あのさぁ、さっきから気になってたんだけど。



敬語やめない?普通どおりに接してよ」




もう、本当に痒くてしかたなかったんだよね。





さっきまで重々しい雰囲気だったから我慢したけどさー。




姫だか知らないけどさ、そんなの関係ないでしょ?



しかももともとはクラスメートで同い年なんだから。




「…いや、しかし………。」






「あのね、君のお父さんと私のお母さんは兄妹な訳。




しかも2人とお父さんは従兄だったんだよ?





だから君と私は親族。それにクラスメートでもあるんだから、





敬語は変でしょ?」