――――――――――――――――― ―――――――――――――― ―――――――――――― その日は、始まった時から変だった。 いつものようにお母さんの大きな声で起こされて、 お母さんとお父さんに挨拶して、 お母さんが作ったおいしい朝ごはんを食べた。 いつもと変わらない時間に家を出て、 始業時間までの30分間を図書室で過ごした。 今日はやたらと小テストが多くて、 友達と疲れたねって笑い合いながら、お弁当を食べた。