分厚い紙の束を持った先生らしき人が宙に浮いている。 ざわつく生徒たち。 …あれ、本当にすごい術だったんだ。 あんまり信じてなかったよ…!! 「…あれ、誰?」 目だけをアキハに向けて聞くと、ため息をつきながら教えてくれた。 「…カゼヤ先生だよ。教頭だったはずだけど。」 どうやらアキハに説明を求めたらしい私の勘は当たってたようだ。 ふーん、あの人が教頭、ねぇ…?