山を下り終わり、森を2人で歩いていた。 ――ガサガサッ……。 「「え……?」」 オオカミの隣で歩いている赤ずきんは、オオカミの腕にしがみついた。 「な……なに……? まさか……オオカミ――」 そう赤ずきんが言っていると、草むらから黒・灰色・茶色の毛の色をしたオオカミが出てきた。