叶わない恋〜14歳の赤ずきんとオオカミ〜



山を下り終わり、森を2人で歩いていた。





――ガサガサッ……。





「「え……?」」





オオカミの隣で歩いている赤ずきんは、オオカミの腕にしがみついた。





「な……なに……? まさか……オオカミ――」





そう赤ずきんが言っていると、草むらから黒・灰色・茶色の毛の色をしたオオカミが出てきた。