「赤ずきん、じゃあ帰ろっか。お母さんが心配していると思うし」 「うんっ!」 赤ずきんとオオカミは空っぽになったお弁当箱を持って山を下り始めた。歩いている間、2人は歌を歌った。 この時、黒いたくさんの影が近づいてきているという事も知らずに――――。