叶わない恋〜14歳の赤ずきんとオオカミ〜





雨がやんだのは次の日の朝だった。





「……おい、赤ずきん。早く起きろ」





「ん〜……なぁに……? オオカミくん……」





赤ずきんは目をこすりオオカミの方をみた。





「ほら、見てみろよ。あれ、スッゴく綺麗だ」