「……もしかしてオオカミくん、照れてるの?」 そういって赤ずきんは上目遣いがオオカミを見た。その表情が可愛かったのか、オオカミはもっと顔が赤くなった。 「てっ、照れてなんかねぇしっ!」 「うっそだぁ〜、絶対照れてるでしょ〜! かっわいーい♪」 赤ずきんはそういってオオカミの頭の毛をわさわさと撫でた。