翌日の昼、赤ずきんはオオカミが待っている木の下に行った。 「あっ! オオカミくーんっ!」 赤ずきんは木の下で待っているオオカミに向かって、大きく手をふった。 「よぉ。なにして遊ぶ?」 「ん〜……じゃぁかくれんぼ!」 「それだとすぐに赤ずきんを見つけることできちゃうぜ? 俺、嗅覚が優れてるから」 「ぁ、そっかぁ……。じゃぁ鬼ごっこ!」 「それだとすぐに赤ずきんに追いついちまうし俺を捕まえられないぜ?」 「うーん……」