「さっきは……驚かして……ごめん」 オオカミはそういって赤ずきんに頭を下げた。 「ほぇ……?」 赤ずきんはポカンとしてオオカミを見ていた。 「俺は君と話したかったんだ……怖がらせてごめん。よかったら俺と……友達になってくれないか? もちろん、君を食べたりなんかしない」