叶わない恋〜14歳の赤ずきんとオオカミ〜


「さっきは……驚かして……ごめん」





オオカミはそういって赤ずきんに頭を下げた。





「ほぇ……?」





赤ずきんはポカンとしてオオカミを見ていた。





「俺は君と話したかったんだ……怖がらせてごめん。よかったら俺と……友達になってくれないか? もちろん、君を食べたりなんかしない」