香織と穂花の、誰?って視線の中、

「あ〜、うん。
豊田 知らなかったんだ?」

その答えを盛り込む。



「豊田!?
深紅の同中仲間か〜!

この子ってば忘れ物クイーンで、ホントごめんね!」

さっそくそれに食い付く香織。



「いや、俺はいーけど…
女ってほんと情報早いなー?

野上とか特に、何も言わないし…
幼なじみとは思わなかったなー」



じゃあどー思ってたんだろ…

今さらながら、ふと思う。



「柊也は聞き専だからね〜。

あっ、私は田辺香織!
そこの穂花と同じく、柊也の同中友達なんだ!」


それに釣られて、穂花も自己紹介。



盛り上がってる3人の隙を見て、
チラッと柊也く…に目を向けると…

それに気付いて、柊也の瞳があたしを捕える。



ドキッ!

っとしたのと同時、



「あっ、柊也くん!
昨日LINEで話した事、決まった?」

すぐに戻って来た、手強いライバル。



てか、LINE〜っ!


あたしもしたい!

けど…


ー仲良くすんのはガッコだけにするー



バカな約束すんじゃなかったよ…