テクサレバナ

◇  ◇  ◇




次の日のこと。




如月が教室に入ってきた途端、彼女の友人が「大丈夫だった!?」「もう平気なの??」と彼女を取り囲んだ。


「もう平気。大丈夫だよ」と、如月は笑っていた。




良かった…と俺は心の底から思った。




1時限目から、俺はずっと考え事をしていた。




今度は誰が死ぬんだろう。


俺が呪ったのは近江を含めて六人。


しかも、手腐花の花の数も六つだった。


そして、近江が死んだ時、手腐花の花の数は五つになった。




呪われた人が死ぬと、花も減っていくのか………。




だったら、いっそのこと花を全て毟ってしまえば……………。




「じゃあ次のところをー……。


お、田中が珍しく起きてるな。


じゃあ田中、124ページから、読んでくれ」


「えっ、あ、はい」




いきなり先生にそう言われて、俺は焦った。


先生に当てられるなんて、いつ以来だろう。