テクサレバナ

◇  ◇  ◇




近江の死は、不幸な事故として処理された。




けれど、俺は知っている。


近江が死んだのは、不幸な事故なんかじゃない………。




手腐花の、呪いだ………。




近江が死んで数日後、彼女の葬儀が行われた。


あまりにも遺体の状態が酷いため、棺が開けられることはなかった。




近江の親族や友人は、涙を流していて、彼女の遺影を見つめていた。





葬儀が終わった後、




「ねえ、田中…」




と、声を掛けられた。


近江の友人の内の一人である、如月満だ。