テクサレバナ

しかし、その手腐花の花は、雪のように白いままだった。


そして、六つ全てがくっついて落ちてくるわけではなく、たった一つだけ、ゆらりゆらりと落ちていく。



その白い花がゆっくりと宙を舞い、近江の体に落ちた。


その瞬間、近江の血が花に染みていき、花は一瞬で赤に染まった。




まるで、俺がさっき白い手腐花に触れたときみたいに…………白から赤へ変わったのだ。




「まさか……………」




近江が死んだのは………。